高級アンティークな着物の裏地に使用された紅絹(もみ)布を裂き織りして、しっかりとした布地にして、かばんの形に仕上げています。
紅絹(もみ)の布地は非常に貴重なものです。
手仕事から創り出されたかばんです。
日本の文化に調和した、お祝いの席、還暦祝いなどにいかがでしょう。
「裂き織り」とは
日本で「裂き織り」が始まったのは、江戸時代中期 布製品が貴重だった東北地方で、「ひとつのものをより長く、大切に使いたい」という人々の工夫から、布を裂いて織り上げる文化が生まれた。
「紅絹(もみ)」とは
紅絹(もみ)とは絹織物の一種。真赤に無地染めにした薄地の平絹のことをいう。
ウコンで下染めしたものをベニバナで上染めして仕上げる。花をもんで染めることから「もみ」と名がついた。
紅絹は、戦前まで女性の和服長着の胴裏(どううら)に使われていた。現在は薄い色の着物では表に色が出てしまうため、あまり用いられなくなっている。
裂き織りの手順
@紅絹布を裂く
A整経台に糸をかける
B糸を筬(おさ)に通す
C糸を綜絖(そうこう)に通す
D織機に巻き取る
E織り始める